それからは、よく覚えていない。 愁哉さんは、天童さんとレストランを出る。 その後ろ姿に、 眩暈がする。 当たり前の様に誰かとあなたが横に並ぶ姿をこんな形で見たかったんじゃない。 吐き気が渦巻いて、眩暈は本格的なものになり、 運転手が車のドアを開けるまでに、 私の意識は途切れてしまった。