嘘つき⑤【-sign-】


扉が開く音がして、私は握りしめたネックレスをポケットへ追いやると、音の方向へ視線を取られた。



「あ…」



思わず声を上げたのは、そこに立っていたのが天童さんだったから。



「少し、お話いいかしら」



彼女の落とした声は有無を言わせない口調で、彼女は颯爽とこちらに近付く。