眠れない闇は静かで深くて、元々眠りが浅い私は深夜目を覚ます。 同じ家に、愁哉さんがいると思っただけでも緊張するなんて、なんて馬鹿らしいのかしら。 本当に。 私は何故こんなにもあの方を求めるのかしら? 報われないと分かっているのに。 ただ、この感情が消えてしまわぬように。 温かくて、苦しくて、真っ黒なこの人間らしい感情が無くなってしまわないように。 初めて芽生えた感情を失う事が怖いのかもしれませんわね。