綺麗に平らげたお皿を片付けながら、麗子さんはまた私にニッコリと微笑む。 「翻訳の仕事も、琴ちゃんの恋愛だって、私はいつでも琴ちゃんの味方だからね」 「…麗子さん、…ありがとう」 温かい声は私を包んで、少し泣きそうになったのは本当。 だけど、私の泣く場所はもう無いの。 『恋愛』なんて綺麗な言葉私にはきっともう二度と使えない。 なんて 一度も使えた事はないのだけど。