そんなことを考えていたら家に着いた。 疲れた体で階段を上り、玄関のドアを開けて入る。 もう部屋は真っ暗。 もう今日は遅いもんなぁ。 腕時計を見ると、12時を過ぎていた。 私は玄関に座り込んだ。 今日は疲れたなぁ…。 バイトの疲れより、あの一件でかなり疲れてしまったみたい。 本当に怖かった―――。 今でも少し手が震える。