私は風を切って走った。 校門を出て、学校の近くにあるスポーツ専門店を目指す。 和也君、もう着いて待ってるかな? 交差点の角にあるスポーツ店が見えてきた。 よし、うちの生徒はいない! よかったぁ〜。 見られたら、また何言われるか分かんないもん。 私はその交差点に着き、赤信号だったから、足を止めた。 あぁ〜、走ったなぁ。 私は膝に手をつき、息をととのえる。 そして、道向こうに見える店の中を見ると、窓越しに和也君がグローブを手にとって見ているのが見えた。