≪正樹side≫



生徒会か…ちっ兄貴め面倒なもんに入れやがって。


優希「残念過ぎてテンション下がるよ~、聡美が一緒がよかっ……」


俺の前の席で優希が言いきる前に、俺と一緒なのそんなに嫌なのかという視線を送った。


聡美「何か用か?」


俺が優希に視線を送っていることに気がついたのか、聡美という女が冷たい口調でいってきた。


正樹「いや、三人って仲良いんだなって思っただけだよ。」


ニコニコと微笑みながら言うと『ふんっ…優希帰ろう。』と機嫌悪そうに言ってカバンを持って教室を出て行くと、優希が返事をすると急いでカバンを持って聡美という女を走って追いかけって行った。



正樹「君は行かなくていいんですか?」


一人立っていた優希の友達らしき男に聞くと後ろに腕を組んだまま『行きたいけど…誰かさんのせいで聡美がご立腹だからな~』俺を睨みながら言ってた。


正樹「悪いこと言った覚えはないですけど。」


こいつは優希が好きなんだなと思いながらニヤリとしながら言った。


彰「王子さ、もしかして優希に何かした?」


無表情で睨みながいってきた男にたいして『姫野さんの彼氏でもない君には関係ないと思いますよ。』と微笑みながら嫌味を言うと、男は苛立ちを我慢していた。


正樹「じゃぁ僕は帰りますね。」


カバンを持って教室から出た。