《聡美side》



教室の前でオドオドしている優希。
どうせ『どうやって入ろう…』って感じなんだな…うん…


聡美「普通に入ればいい。」


私がそう言うと優希は納得したように言うと軽く気合いをいれて教室の中に入った。


優希…可愛すぎだよ。
それに気付いてなくて、無意識にやるから余計ね。



『私には…優希だけいればいいんだ……けど、優希は違うのか?』時々そう思うことがある程優希のことは好きだ。
これが恋愛感情ではない、親友としての嫉妬。



あの娘は誰にでも優しいから…







あ、私は聡美。
お父さんが大手医療機器の社長で、お母さんが茶道の家元の旧家だ。


私と優希が出会ったのは中学校のとき、あるきっかけで仲良くなったんだ。
詳しくはいつか話すと思う…





そういえば今隣にいる彰はきっと聡美のこと好きだと思う。


でもあんな変態な奴とは駄目だ。
絶対認めない…っと言ってもあの娘にその気がないようだから良かった。




それより優希遅いな、なんかあったのかな?
いや、心配し過ぎか…