愛のため息

『ミイ』



部屋の真ん中辺りまで進んだところで呼びかけられた。




タカちゃんの声が思ってたよりも近くから聞こえて、驚いて振り返ろうとしたけど出来なかった。





「タカ、ちゃん・・・?」




タカちゃんが



後ろからぎゅうっと強く抱きしめてきたから。




振り向きたくても振り向けなかった。





抱きしめるタカちゃんの体が震えている。




「タカちゃんどうしたの?」



問いかけると、もっと強く抱きしめられる。




苦しいくらいなのに、全然イヤじゃなくて、首元にあるタカちゃんの腕にしがみついた。