奈桜はとっさに返す言葉が見つからなかった。
「お前は…『パパ』だよ」
碧はそのまま軽く手を挙げて軽く手を振ると部屋を出て行った。
碧は奈桜と梓が元サヤになって何かが起きる前に、釘を刺しておきたかったのだ。
事情を知る者が身内以外に自分しかいないと自覚している碧は、自ら嫌な役を買って出た。
アイドルで、しかも隠し子を育ている。
そんな奈桜に恋愛は御法度。
なのにまだ未練のある梓に会った事実。
ここでこの想いの芽は摘むしかない。
桜の為、奈桜の為、そしてZの為…。
「なんだよ…。分かってるよ。七海の分もオレが桜を幸せにしてやるんだよ。七海が頑張った以上に……。そうだよ。オレは『パパ』だよ!!『パパ』なんだよ!」
奈桜は冷たく閉まったドアに向かって叫んだ。
それは碧にではなく、揺らいでいた自分の心に向かって。
「お前は…『パパ』だよ」
碧はそのまま軽く手を挙げて軽く手を振ると部屋を出て行った。
碧は奈桜と梓が元サヤになって何かが起きる前に、釘を刺しておきたかったのだ。
事情を知る者が身内以外に自分しかいないと自覚している碧は、自ら嫌な役を買って出た。
アイドルで、しかも隠し子を育ている。
そんな奈桜に恋愛は御法度。
なのにまだ未練のある梓に会った事実。
ここでこの想いの芽は摘むしかない。
桜の為、奈桜の為、そしてZの為…。
「なんだよ…。分かってるよ。七海の分もオレが桜を幸せにしてやるんだよ。七海が頑張った以上に……。そうだよ。オレは『パパ』だよ!!『パパ』なんだよ!」
奈桜は冷たく閉まったドアに向かって叫んだ。
それは碧にではなく、揺らいでいた自分の心に向かって。

