「あっ!蝶々!」
奈桜の手をほどき、桜が公園の中へと蝶々を追い掛けて行く。
「転ぶなよ」
走って行く桜に笑いながら声をかける。
全てが穏やかで普通の日常。
少し前まではこの日常は夢でしかなかった。
奈桜にとって今回の出来事は、無くしたものより得たものの方が大きかった。
いや…、無くしたものなどないかもしれない。
奈桜は自販機でオレンジジュースとスポーツドリンクを買うとベンチに座った。
しばらくして頬を紅潮させ息を切らしながら桜が戻って来た。
「網、持って来れば良かったなぁ」
やはり蝶々には逃げられたらしい。
「パパが捕まえてやる」
奈桜が立ち上がろうとする。
「いいの!自分で捕まえる!」
怒って言う桜の姿に『ちょっとお姉さんになったな』と成長を感じた。
ついこの間までは、何でも『パパと一緒』だったのに。
奈桜の手をほどき、桜が公園の中へと蝶々を追い掛けて行く。
「転ぶなよ」
走って行く桜に笑いながら声をかける。
全てが穏やかで普通の日常。
少し前まではこの日常は夢でしかなかった。
奈桜にとって今回の出来事は、無くしたものより得たものの方が大きかった。
いや…、無くしたものなどないかもしれない。
奈桜は自販機でオレンジジュースとスポーツドリンクを買うとベンチに座った。
しばらくして頬を紅潮させ息を切らしながら桜が戻って来た。
「網、持って来れば良かったなぁ」
やはり蝶々には逃げられたらしい。
「パパが捕まえてやる」
奈桜が立ち上がろうとする。
「いいの!自分で捕まえる!」
怒って言う桜の姿に『ちょっとお姉さんになったな』と成長を感じた。
ついこの間までは、何でも『パパと一緒』だったのに。

