「えっ?」
振り向く奈桜を見ずに七海は言葉を続ける。
「私なんてバッサリよ。記者会見もあっさり中止。まぁ、大勢の記者を見込んで広い会場押さえてたから。仕方ないわよね。やって恥かくよりも…ね?神川なんてひどいもんよ。自分が持ちかけて来た出版話だったのに、私のせいにしてカンカンに怒ってる。頼んでたダンナの演出の仕事もパァー。私のトーク番組の出演も全部キャンセル。私を守ってくれる人は一人もいなかった」
寂しそうに言う七海が哀れだった。
自分がそう仕向けただけに奈桜は胸が痛い。
「私の本、店にある分は全部買いなさいよ」
「…うん」
「守ってくれる人がいて幸せね。Zのメンバーもどうせみんな応援してくれたんでしょ?お人好し集団だから」
「…うん」
「『うん』しか言わないんだ?」
「そんな事ないよ」
七海の言いたい事は言い返したりせずに、全て黙って聞こうと勝手に決めていた。
振り向く奈桜を見ずに七海は言葉を続ける。
「私なんてバッサリよ。記者会見もあっさり中止。まぁ、大勢の記者を見込んで広い会場押さえてたから。仕方ないわよね。やって恥かくよりも…ね?神川なんてひどいもんよ。自分が持ちかけて来た出版話だったのに、私のせいにしてカンカンに怒ってる。頼んでたダンナの演出の仕事もパァー。私のトーク番組の出演も全部キャンセル。私を守ってくれる人は一人もいなかった」
寂しそうに言う七海が哀れだった。
自分がそう仕向けただけに奈桜は胸が痛い。
「私の本、店にある分は全部買いなさいよ」
「…うん」
「守ってくれる人がいて幸せね。Zのメンバーもどうせみんな応援してくれたんでしょ?お人好し集団だから」
「…うん」
「『うん』しか言わないんだ?」
「そんな事ないよ」
七海の言いたい事は言い返したりせずに、全て黙って聞こうと勝手に決めていた。

