パパはアイドル♪ ~奈桜クンの憂鬱~




―ホントの気持ちは?―




「パパ!……パパ!」


「…ん?桜?…桜?」


まだ目をつむったままの奈桜がベッドの中で体を少し動かした。


「パパ!携帯、鳴ってる!」


「…携帯?」


うっすら目を開けて周囲を見る。


「…桜!桜!桜!いつ帰って来たんだよ!」


いきなりガバッと飛び起きて隣に寝ている桜を凝視すると、満面の笑みで抱きついた。
細いのにしっかりと筋肉のついた腕、肩。
何も着ていない上半身はベッドの上ではかなり色っぽいが、抱きついている相手は幼い愛娘。


「パパ、痛いよ」


ちょっと力の入った腕に抱きしめられて桜は痛そうな顔をしたが、すぐに嬉しそうな笑顔を見せる。