「あ…アハハ。一瞬、マジかと思った」
「そんな訳ないよ」
フッと笑う奈桜のその横顔は、どこか淋しげに見える。
「だよな。悪い」
「いいよ。別に」
会話が途切れ、二人はじっと目の前のステージを見つめる。
「この日を…この日をさ、これだけの人の手が作って来たんだ。お金じゃないよ。すごく大切なものだと思う。かけがえのないもの。それをオレが壊すなんて出来ないよ。そんな権利もない。今、オレがやるべき事はひとつだと思う。…オレはコンサートを成功させる。誰にも邪魔させない」
決意表明のように聞こえる。
その瞳にはメインステージの巨大セットがしっかりと映り、引き締まった表情はすでにコンサートモードに切り替わっていた。
「そんな訳ないよ」
フッと笑う奈桜のその横顔は、どこか淋しげに見える。
「だよな。悪い」
「いいよ。別に」
会話が途切れ、二人はじっと目の前のステージを見つめる。
「この日を…この日をさ、これだけの人の手が作って来たんだ。お金じゃないよ。すごく大切なものだと思う。かけがえのないもの。それをオレが壊すなんて出来ないよ。そんな権利もない。今、オレがやるべき事はひとつだと思う。…オレはコンサートを成功させる。誰にも邪魔させない」
決意表明のように聞こえる。
その瞳にはメインステージの巨大セットがしっかりと映り、引き締まった表情はすでにコンサートモードに切り替わっていた。

