パパはアイドル♪ ~奈桜クンの憂鬱~

「いやぁ、早耳だねぇ。奈桜は…今、旬だからね。視聴者も一番見たいタレントだろうし。もちろん、才能もある」


梓の瞳の奥を覗き込むように見る。


「そうですね。すごい人気ですものね。でも…この先、続けてドラマに出させるそうじゃないですか?寝る間もないんじゃありません?」


「アハハ。まるで奈桜の事務所関係者みたいだなぁ。そんな事、向こうの都合でしょ?無理ならいくらでも断れる」


梓は神川の言葉にフッと笑った。


「弱味…握ってるとか?」


「えっ?」


神川の顔が変わった。


「雨宮さんが断れない弱味を握ってて、それを武器にいいように使おうとしてる…とか?」


梓が少し前のめりになり、ワンピースの胸元が少し覗いた。