―スキャンダル!!―
「泉!…泉は?」
勢い良くドアを開けて奈桜が応接室に入って来た。
「呼ばれてるよ」
奏が力無く答える。
タロット占いをしていた心が、ため息をついて並んでいたカードをぐしゃぐしゃにした。
碧はじっと考え込んでいる。
テーブルの上には有名な写真誌。
奈桜は小さくため息をつくと奥の空いているソファーに座った。
「オレ達よりずっと早くに呼ばれてたみたい」
奏が心配そうに言う。
「そっか…」
真ん中に置かれた薄っぺらい雑誌は誰にも読まれた形跡はない。
「読まないよな?」
奈桜が問いかける。

