パパはアイドル♪ ~奈桜クンの憂鬱~

「占いでそんな詳しく分かんのかよ」


何かを疑っているような碧の口ぶりに心はちょっと焦った。


「分かるんだよ。タロットをナメんなよ。これで女を口説いてんだからな!」


「まぁ、占いとはいえ、そんなとこだろうな。多分、心が言ったような事を言うと思う。しばらくはスキャンダルのダメージがあるだろうけど、きっとまだイケるって判断すると思う」


心の言い分は軽くスルーされ、泉の話にみんな頷く。


「でも、かなりモメるだろうな。かなりのスキャンダルだからな。…覚悟は出来てるよな?」


碧の言葉に奈桜が力強く頷く。


「大丈夫。自分が信じた道を迷いなく進めば、必ず自分が描いた明日がやって来る」


心が想いを込めるように奈桜に言う。


「それも占ったの?」


「いや…、見えた」


心の答えに奏は不思議そうな顔で首を傾げた。