パパはアイドル♪ ~奈桜クンの憂鬱~

「カワイイ娘さんじゃないか」


泉が優しく奈桜の肩を叩く。


「そうだよ。血が繋がってないとなかなか言えないよ。『ぱんつはいてね』なんて」


まだ俯いている奈桜の腕を心が小突く。


「ありがとう…」


奈桜の肩が小さく震え始めた。いつの間にか4人が奈桜を囲んでいる。
切ない想いを抱えながらみんなが優しく微笑む。


「オレたちさ、5人じゃなきゃ成り立たないんだよ。誰が欠けてもZにはならない。絶対に5人なんだって!」


「この仕事やってればスキャンダルに見舞われる時もあるって。マスコミはその時を、てぐすね引いて待ってる。でもさ、グループだからこそ乗り切れるって事もあると思うよ。オレたち、力になれると思う。ちょっと頼ってみろよ」


「そうそう。オレたち、意外とデキル男たちだぜ♪」


泉、心、奏の言葉が奈桜の心に染みて行く。