「いやぁ、なんか急ぎの用事のような気がしてさ…」
「急いでたらメールじゃなくて電話するだろ?何度も言うけど、勝手に人の携帯見るな」
奏の言い訳も心はバッサリ切る。
「まぁ、まぁ。…それで?」
ちょっとイラついている心を察して泉が中に入る。
「オレだってわざとじゃないよ。携帯が鞄からちょっと飛び出してたから。で、鳴るから…。ちょっと触ったら落っことしちゃって」
「だから触るな」
ちょいちょい、心が口を挟む。
「拾おうとしたら携帯が開いちゃって。待ち受けが見えてさ。奈桜とカワイイ女の子の2ショット。もう、見た事もないような幸せそうな笑顔してるの。あんな奈桜、どのアイドル雑誌でも見た事ないよ。一目見て、親子だって思った」
奈桜は俯いて奏の話を聞いている。
「それでさ、指が当たっちゃってさ。メール画面が開いて…。ごめん!気になって仕方なくて読んじゃった。奈桜に子供がいるかもって思ったらちょっとパニくっちゃったんだよ。とにかく確かめたくて。違うって、姪っ子かなんかだって思いたかった。イケナイ事だと分かってたけど、はっきりさせたかった。そしたら…そしたら、『パパ』って書いてあって。『パパ、きょうはさくらがつくったカレーです。かえったらたべてね』って。…ほんとに…ほんとに勝手に見てごめんなさい!」
「急いでたらメールじゃなくて電話するだろ?何度も言うけど、勝手に人の携帯見るな」
奏の言い訳も心はバッサリ切る。
「まぁ、まぁ。…それで?」
ちょっとイラついている心を察して泉が中に入る。
「オレだってわざとじゃないよ。携帯が鞄からちょっと飛び出してたから。で、鳴るから…。ちょっと触ったら落っことしちゃって」
「だから触るな」
ちょいちょい、心が口を挟む。
「拾おうとしたら携帯が開いちゃって。待ち受けが見えてさ。奈桜とカワイイ女の子の2ショット。もう、見た事もないような幸せそうな笑顔してるの。あんな奈桜、どのアイドル雑誌でも見た事ないよ。一目見て、親子だって思った」
奈桜は俯いて奏の話を聞いている。
「それでさ、指が当たっちゃってさ。メール画面が開いて…。ごめん!気になって仕方なくて読んじゃった。奈桜に子供がいるかもって思ったらちょっとパニくっちゃったんだよ。とにかく確かめたくて。違うって、姪っ子かなんかだって思いたかった。イケナイ事だと分かってたけど、はっきりさせたかった。そしたら…そしたら、『パパ』って書いてあって。『パパ、きょうはさくらがつくったカレーです。かえったらたべてね』って。…ほんとに…ほんとに勝手に見てごめんなさい!」

