「おはよう!」
少し先に来ていた泉がスタジオの入口で奈桜を待っていた。
「あ…、おはよう」
「何だよ。眠そうな顔して。徹夜で携帯小説でも書いてたんじゃないだろうなぁ?」
奈桜の腕を小突きながらふざけて言う。
「なかなか更新する暇がないからさぁ。大変だよ」
泉の冗談に合わせて笑ってみせる。
いつものように、2人は仲良く並んで歩いた。
「みんなには連絡しといたから。奏と心なんて焼肉やるってうるさかったよ。アイツら、集まれば『焼肉』なんだからなぁ。でも今回は我慢させといたよ。奈桜んちの『初 お宅訪問』だもんな」
『メンバーと…、桜も一緒に焼肉が出来たら楽しいだろうな』と、奈桜は思った。
楽しい想像をする時には必ず桜もそこにいる。

