七海はサッと足を組んだ。
奈桜に対して面白くない気持ちを持ったからだろう。
「だってそうでしょ?奈桜がここにいるって事は、桜も何事もなく元気だって事でしょ?違う?」
「そりゃそうだけど、普通、聞くだろ?心配じゃないのか?」
「だって、何かあったら最初に言うでしょ?それとも桜に何か問題があるの?」
七海の、こういう所が嫌だった。
「ないよ。ある訳ない」
その声には怒りが混じっていた。
「じゃあ、いいじゃない」
しばらく遠くの車が行き交う音や、虫の声だけが響いた。
どこまでが本当の気持ちで、どこからごまかしているのかが分からない。
七海は『母親』でなく、『女』として見るべきなのか。
女という生き物はそれを選ぶ事が出来ず、一度『母親』になると本能で『母親』として生きて行くと勝手に思っていた。
奈桜は七海の本心を計りかねていた。
『子供を引き取る』とインタビューで言っていたのはマスコミ用の嘘だったのか。
奈桜に対して面白くない気持ちを持ったからだろう。
「だってそうでしょ?奈桜がここにいるって事は、桜も何事もなく元気だって事でしょ?違う?」
「そりゃそうだけど、普通、聞くだろ?心配じゃないのか?」
「だって、何かあったら最初に言うでしょ?それとも桜に何か問題があるの?」
七海の、こういう所が嫌だった。
「ないよ。ある訳ない」
その声には怒りが混じっていた。
「じゃあ、いいじゃない」
しばらく遠くの車が行き交う音や、虫の声だけが響いた。
どこまでが本当の気持ちで、どこからごまかしているのかが分からない。
七海は『母親』でなく、『女』として見るべきなのか。
女という生き物はそれを選ぶ事が出来ず、一度『母親』になると本能で『母親』として生きて行くと勝手に思っていた。
奈桜は七海の本心を計りかねていた。
『子供を引き取る』とインタビューで言っていたのはマスコミ用の嘘だったのか。

