パパはアイドル♪ ~奈桜クンの憂鬱~

七海の座った席から5席離れて奈桜が座る。


「何よ。隣は嫌なの?久しぶりのご対面なのに」


足を組み替えながら不満げに七海が言った。


「どうでもいいけど、短いよ。それ…」


奈桜は七海の短いスカートをチラッと見ながら言った。
それはもう、見えるか見えないかギリギリの長さ。
『見るな』と言う方が酷な話だろう。
言ってしまえば、見たくもないのに視界に入って来る。
迷惑な話だ。


七海は笑いながら夜空を見上げた。


「奈桜のそういうとこ、好きよ」


七海は足を組むのをやめた。


「彼女、いるの?」


七海の質問に奈桜はため息をついた。


「いないよ。そっちはどうなんだよ。男は?結婚したのか?」