パパはアイドル♪ ~奈桜クンの憂鬱~

ギリギリの所で、駐車場を出ようとしていた心のマネージャーの車に間に合った。


「悪い。乗せてくれ」


「あれ?もう取材終わったの?」


車に乗り込もうとしていた心は先に碧を乗せた。


「ありがとう。…取材?後で受ける」


息を整えながらシートに体を沈め、目を閉じた。


「何か疲れてる?」


笑いながら言うとそれ以上は聞かずテレビをつけた。
静かな車内にテレビの音だけが聞こえる。
車はゆっくりと地下駐車場を出て行った。