「……何か言えよ」 黙ったままカードを見つめる心に、たまらず奈桜が声をかける。 「失敗だな」 小さく頷き、色の白い心の指がカードをザッと混ぜた。 「何だよ。失敗かよ」 笑って、奈桜は安心した。 「その性格、大事にしろよ」 心は小声で言いながら本気でそう思った。 「明日は晴れだ♪」 年甲斐もなく靴を投げた奈桜が無邪気に笑う。 「……お前はほんとにめでたいよ…」