「はい、開けたよ」
「おぉ…お邪魔します……って…」
何だこりゃ…
さっき覗いた時はよく分からなかったのだが、部屋はほぼ空っぽに等しい。
部屋は六畳一間ってとこだな。
畳がボロボロだ。
四段の木のタンスが全部開いていたが、中身は子供のものしかない。
上二段が空っぽになっているのは、おそらく…
「ねぇおじさん」
「おじさんじゃねぇっ!」
この年でおじさんなんてよばれちゃたまんねーや。
つかさっきも違うって言ってただろが。
「あ…じゃ……お…お兄さん…?」
――――お兄さん――――
「………カ…カイだよっ」
「カイ…カイ君?」
「あぁそーだっ」
「カイ君…かっこいー名前だね!」
「……どこがかっこいーんだよ……」
こんな名前……
「僕はね、よ「こるぁああああああ!!!!!」
「うぉおお!!??」
いきなりの怒号にびっくりして、発声源である玄関を見る。
「び…びびった……」
誰だ?
小学生??
「お……お兄ちゃん!」
「…………えっ?」
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