「はぁ〜」
そりゃそうだ。
子供に借金返せなんて言ってる俺が悲しいぜ。
「なぁ…ほんとにお母さん出てったのか?」
「あれは俺の母さんじゃない!」
"お兄ちゃん"は声を荒げた。
怒っているのか、それとも泣きそうなのを隠しているのか。
…こいつは母親のことは嫌いなのか…?
「あのね、これ」
良斗がどこからか、茶色の封筒を持ってきた。
それを俺に渡す。
「なんだ?これ」
「お母さんがね、誰か来たら渡しなって」
「は、母親が!?」
封筒には宛名も差出人の名前もない。
俺は急いで封筒を開ける。
中にあったのは一枚の手紙だった。
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