"お兄ちゃん"は目を丸くする。 「と…取り立て?」 「そう、お母さんの…というかお父さんの借金を返してもらいにきた」 「お…お父さんは出ていった!」 「うん。知ってる。 だからお母さんに代わりに返してもらうつもりなんだ」 "お兄ちゃん"は分かりやすく困惑した顔をしている。 俺の言ってる意味は分かってるよな…? 「……けど……」 「お母さんいないんだろ?」 「え?何で知って…いや、そうだよ… だから金なんて…」 払えないよ、と言った。 -