「だーかーらー なんでバイトすんの? って聞いてるでしょ?」 結衣はどうしても理由を知りたいのか執拗に聞いてくる。 先生の本を弁償するため… なんとなく言えなかった。 「うん、そのうちね。 今だってまだ仕事も決まってないしさ」 アタシは笑って誤魔化す。 「ま、いいけど。 絶対に教えてよ? アタシたちの間で隠し事なんかなしだからね」 「うん」 早くどこでもいいから バイトを始めて本を弁償して先生と関わるのを止めよう。 嫌われてるってわかってる人と関わっていたって…。