それはアタシが先生に対して想っていた気持ち。 彼はそれをわかっていたんだ。 「だから… 好きなら想いは伝えたほうがいい。 逃げちゃダメだよ」 そうだね、 アタシもいまさらやっとそれが…わかった。 でも。 もう…。 俯いて何も答えないアタシに木村くんは続ける。 「…ホラ、見て?」 彼は木陰の近くのベンチのほうを指差す。