だって今日も休みって鈴木先生が言ってたし。 もし来るのなら来るって言ってるよね。 そんなこと思いながら薄暗い部屋の中に入りアタシはそっとチェストのほうへと向かう。 多分、 ここの鍵だろう。 そっと鍵穴に鍵を差込み開ける。 「開いた…」 引き出しの中からは先生がいつも使っていたペンや資料。 先生のもの…そう思うだけで涙で視界がぼやけてくる。 たったそれだけでも。