「でも…! 俺を見てほしい。 …俺は先生よりもずっと雨霧の近いところにいる!」 いつもの木村くんじゃない。 またアタシ木村くんを困らせている。 だから…こんな…ことに…。 本当は違う。 先生を拒絶したいんじゃなかった。 本当は… 本当は…先生と… ずっと側にいて欲しかったのに。 「ごめん…アタシ…」