明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。


校長先生の言っていることをゆっくりと整理して考えて理解する。

「そうなんですか…」

「こちらとしても優秀な高篠先生には残ってもらいたいし
時期もまだ中途半端だし…
断っていたんですがあちらの教育委員会も要望してきて…」


俺がここを離れる?
そしたらもう雨霧とは…。

でも。

そうなったとしても彼女はなんとも思わないだろう。

むしろ安堵するかもしれない。