この本は数年前に絶版にはったはずのもの。 いつも他の先生も貸してくれと言っていたから誰も持っていない。 だいたい日本では発売もされていなかった。 そしてこの本のことを知っているのは…。 雨霧。 じゃ、 やっぱりここにいたのは彼女なのか? 雨霧はあのときのあの言葉を本気にして…。 俺などもう忘れかけていたのに…。