「雨霧さんの嬉しそうな顔見てると探した甲斐があったってものね。 さ、アルバイトももう今日で終わりなんだから頑張ってもらわなきゃね」 「はい!」 これでまた先生の側に行けるきっかけができた。 アタシはみんなみたいに何もなくても先生の側に行くことができないから。 …嬉しい。 「じゃ早速ね、えっと…」 そう言いながらメモを見て彼女はアタシに最後の仕事の説明を始めた。