「可愛い店…」

アタシは独り言のようにつぶやく。

「だろ?」

満足そうに木村くんはアタシに振り向き笑顔で返す。



もしかして…
木村くんはじめからこの店知ってたのかな。

なんとなく、そう思った。

案内された席にアタシたちは座る。

窓側で外の景色が見えて夕陽が少し差し込む…。