彼が指差したほうを見るとイタリアの国旗を飾った可愛らしい店があった。 「うん」 そして時計を見ながら 「早くしないと時間なくなる!」 そう言ってアタシの腕を引っ張って走る。 え…?! 一瞬びっくりしたけれど あまりにも自然なその仕草に何も言えなくてそのままアタシは引っ張られて店に向かった。