「そんなことないもん!」

「じゃさ、
俺がカエル料理食べたいって言ったら付き合ってくれる?」

「カ…カエルっ!?」

「そう、カエル」

そう言って真剣な顔をして二人でしばらく顔を見合わせる。

「…ぶっ…!」

すると突然、
木村くんが笑い出す。

「あははっ!ウソだよ!
いくらなんでも俺、そんなの食べないってば!
真剣な顔の雨霧っておもしろいー!」

お腹を抱えて木村くんは笑い続ける。

な…なんなの。
こっちは真剣に考えたのに…。

「なんなの、それ!もう…!」