明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。


そういえばさっきから街の女の子たちも彼に振り返ってるし。

それに比べてアタシは…。

アタシはそっと自分の格好を見る。

なんだかイマイチ。


「ごめん?
別に怒ってんじゃないよ?」

アタシのそんな態度に勘違いした木村くんが今度は慌てて言った。

「そんなんじゃ、ないよ?
ホントなんでもいいから」

「ホントかなあ?」

笑って木村くんは言う。