いつも制服の彼しか見たことなくて今日初めて私服の彼を見て あ、そっか。 学校じゃないんだって思った。 こうして2人並んだ影を見て改めて2人きりなんだって意識したらちょっとドキッとして…。 「聞いてる?」 「あ、うん。 なんでもいいよ?」 アタシは慌てて答える。 「なんでも? なんでもって言う奴に限って提案したことには文句言うんだよなー」 木村くんが頭の後ろに腕を回しながら笑う。 なんだか雑誌に出てくるモデルみたい。