個人情報の云々で最近はいろんなところがうるさい。

だから管理をちゃんとしておかないといけなかったから。

さっさと片付けてしまっておきたかった。


それにまず、
生徒自身に興味はなかった。


でも今、雨霧 葵のカードには…。

あいつには両親が…。

なのにどうしてそこまで笑顔でいられるんだ?

いや、違う。
いつも遠くから俺を見ていた瞳。


あの瞳は独りぼっちの瞳だ。

俺と同じ。