水色の包みを彼女を俺に差し出しても俺は受け取ることもせずじっと見ているだけだった。

「これ、
先生の…ですよね…?」

俺が受け取らないからか雨霧が確認を取るように言う。


でも無意識に呆然と…答えた。

「違う…」


「え…?
でもこれ昨日女の子たちが先生に…」


「いらない…」

まるで駄々っ子のように俺は首を左右に振って俯く。