あのときもっともっと話がしたいと思った。 先生の考えてること。 思ってること。 もっともっと知りたいと思った。 どうしよう、 どうしたらいいんだろう。 先生はそのまま私のほうを見ている。 目が逸らせない。 先生はどう思ってアタシのこと見ているんだろう。 アタシはただドキドキして、 どうしたらいいのかわからなくて。 それから。 先生のその視線に誘われるようにアタシはふらりと教室を出た。 無意識に。