俺は彼女を恐れているのだろうか…。 それは…わからない。 雨霧は特別、 目立つほどの美貌の生徒でもない。 どちらかと言えば普通だ。 化粧も何もしない、 髪も染色しているとかそういうこともない。 ただいつも笑っている。 なにがそんなに楽しいんだ? と思うくらいに。 でもその笑顔は決して俺に向けられることはない。 少ししてノックの音とともに準備室のドアが開く。 「失礼します…、遅れてすいません…」 そう言いながら雨霧はやってきた。