明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。


でも。

それから俺たちは言葉を交わすこともなくそのままカウンターを前にして並んで立つ。

多分、
他からみたら不思議な光景だろうな。

いつも生徒とは笑顔で過ごしている俺が言葉を交わすどころか目をあわすこともせず。



「先生、お待たせしました。
これですね?」

少ししてカウンターの置くから司書教諭が本を3冊持って戻ってきた。