どちらかと言えば彼女は苦手なタイプだ。 いつも俺の側に寄ってくるような女子生徒とは違う。 一線引いて俺を見ている。 まるで本当の俺を見透かしているように。 俺はいつも虚無感の中、 毎日を過ごしている。 正直、別に好きで教師になったわけじゃない。 親が教師だったから俺も当然なるんだと思っていただけだった。 そしていざその立場になってみるとなんの意味も感じない。 でもいまさら方向転換する、 という気もなく。