明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。


彼女が俺をこんな感情にさせる。

一生徒として片付けることができなかった。


―――愚かだ。


地下鉄の改札を通りぬけてホームに立ち電車が来るのを待つ。


こんな時間だというのに人が多い。


駅のホームを一回り見渡したあとカバンから教科書を取り出す。

今授業をしているところだ。


しばらくそうやって教科書を見ていたが少し目に…
違和感がある。