大きな風を残して地下鉄がまた暗闇へと向かう。 それから先生のいる反対ホームの地下鉄もゆっくりと動き出す。 同じように大きな風を残して。 そして電車が去った後の静まり返った反対側のホームを見る。 ウソ! アタシは一瞬、目を疑った。 先生もアタシと同じようにその地下鉄には乗らずホームに立ってこちらを見ていたのだ。 どうして…。