明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。


先生と知らない女の人が一緒にいるだけでこんなにも苦しい。


もしかしたら…
アタシ…。

もしかしたらアタシ先生のこと…?

まさか、そんなのあり得ない。

アタシが先生のことを想う理由なんて…。


「ねぇ…葵…ってば」

結衣がアタシの肩に手を置く。

アタシは結衣に悪いと思いながらも肩を震わせる。

泣くな!アタシ!
涙の理由もはっきりとわからないのに。


泣くな!


もうそう言い聞かせるだけで精一杯だった。