そしてそんなアタシを見て結衣は言った。 「ねぇ、葵、 先生に興味ないなんて言いながらも… もしかしてアンタ…」 彼女の言葉が最後まで終わらないうちにアタシはうつむいてしまう。 うつむいて見える地面のアスファルトがにじんでくる。 もしかしてアタシ、泣いてるの? どうして。 それだけのことがどうしてこんなに哀しいの? 先生から離れていれば平穏に過ごせてゆけると、 大丈夫だと、 思っていたのに。 そんなことはなかった。