明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。


結衣は街で配られていたチラシをうちわにしてパタパタとあおぎながら答える。

彼女のあおぐ生ぬるい風がアタシにも伝わってくる。


「ふーん…」

できるだけ感情を抑えてアタシは返事する。


でもアタシは結衣と同じ思いにはなれなかった。

胸の奥がズキンと痛んで…

それから

息ができないくらいに苦しくなった。

表情が暗くなってゆくのが自分でもわかる。